女性に圧倒的に多い手の変形！

こんにちは！長崎県諫早市鷲崎町にあるサンテ鍼灸整骨院

最近、休みの日には外に出かけるようにしている野村です！

みなさん、休みの日は何かしていますか？？予定がなくても外にでると何か新しい発見があるかもしれません！積極的に出かけるようにしましょう！！（天気による）

外に出かけるときは交通事故に気を付けてください！長崎県だけでも年間2,500件、毎月200件近くの交通事故が発生しています。

もしも、交通事故を起こしてしまった、起こされた場合は専門的な機関に行くようにしてください！症状がなくそのままにしていると数年後、数十年後に後遺症として症状が出てくる可能性があります。

当院でも、交通事故の対応をしていますのですぐにご連絡してください！

さて、今回は「手の変形」についてまとめていこうと思います！

手の変形は様々なものがあります。そのほとんどが女性に圧倒的に多いことが分かっています！

手の変形の中では羅患頻度の高い順にDIP関節（第一関節）母指CM関節（親指の付け根）PIP関節（第二関節）になります。今回は3パターンの手の変形をご紹介致します！

手の変形が女性に多い理由は？？

手の変形が女性により多い理由はいくつかあります。一つは、女性が男性よりも関節の柔軟性が高い傾向があることです。これは、女性の体が出産に備えて柔軟性を持たせる進化の結果として考えられます。そのため、女性は男性よりも関節の可動域が広く、その結果、手の変形や変形性関節症のリスクが高くなることがあります。

また、女性が男性よりも骨粗鬆症のリスクが高いことも手の変形に影響を与える要因の一つです。骨粗鬆症は骨が脆くなりやすく、手の骨もその影響を受けます。女性は閉経後、特に骨密度が急速に減少するため、骨粗鬆症のリスクが高まります。

さらに、女性は男性よりも手の使用頻度が高い場合があります。家事や育児など、日常生活で手を多く使うことが一般的であり、これにより手に負担がかかり、変形や関節炎のリスクが高まる可能性があります。

これらの要因が組み合わさることで、女性に手の変形がより多い傾向が見られます。

①へバーデン結節（DIP関節の変形性関節症）

40歳以降の女性に多く発症する変形性関節症になります。女性の羅患頻度が男性より１０倍ほど高い。慢性化するとDIP関節の屈曲変形も出現する。症状としては以下にようなものがあります。

1. 結節の形成: ヘバーデン結節は、指の末節（指先）の付け根にできる骨の塊です。これにより、指の関節が腫れたり大きくなったりすることがあります。
2. 痛み: 結節が発生する関節周囲に痛みを感じることがあります。この痛みは、特に関節を動かしたり圧迫したりしたときに増すことがあります。
3. 関節のこわばり: ヘバーデン結節が進行すると、関節の動きが制限され、こわばりを感じることがあります。指の動きが制限されることで、日常生活や手の使用に支障をきたすことがあります。
4. 炎症: 結節周辺の組織が炎症を起こすことがあります。これにより、関節が赤く腫れたり温かくなったりすることがあります。

これらの症状は、個々の症例や疾患の進行によって異なります。ヘバーデン結節は関節炎や関節の変形の一部として現れることがあり、その場合は症状がより重症になる可能性があります。

上記の赤い丸のところに変形と痛みが出る。

②母指CM関節症（親指の付け根）

閉経後の女性に多い。症状として以下のようなものがあります。

1. 痛み: 母指のCM関節症の最も一般的な症状は、母指の付け根周辺での痛みです。特に押したり、動かしたりしたときに痛みを感じることがあります。この痛みは、日常的な活動中や特に力を加えるときに増すことがあります。
2. 腫れ: 関節の炎症により、母指の付け根周辺が腫れることがあります。この腫れは指の動きを制限する可能性があります。
3. 関節のこわばり: CM関節症により、母指の付け根の関節がこわばりを引き起こすことがあります。これは、指の動きの制限や不快感をもたらすことがあります。
4. 弱い握力: CM関節症が進行すると、母指の付け根周辺の痛みや関節の変形が握力に影響を与える可能性があります。これにより、物をつかんだり持ったりする際の力が弱くなることがあります。
5. 関節の変形: CM関節症が進行すると、関節の変形が現れることがあります。関節の軟骨がすり減り、骨が変形することで、指の形状が変わる場合があります。

上記の赤い丸の部分に痛みが出現する。

③ブシャール結節（PIP関節の変形性関節症）

へバーデン結節の20％に合併する。指の偏位が出現することがあり、手の機能障害をきたす。症状としては以下のようなものがあります。

1. 結節の形成: ブシャール結節は、指の関節にできる骨の塊です。この結節は、関節軟骨の変性や骨の成長によって形成されます。結節が発生すると、関節周囲の腫れや変形が見られることがあります。
2. 痛み: ブシャール結節がある関節周辺に痛みを感じることがあります。特に関節を動かしたり、圧迫したりしたときに痛みが増すことがあります。
3. 関節のこわばり: 結節が進行すると、関節の動きが制限され、指のこわばりを感じることがあります。これにより、日常生活や手の使用に支障をきたすことがあります。
4. 炎症: ブシャール結節周辺の組織が炎症を起こすことがあります。関節が赤く腫れたり温かくなったりすることがあります。

上記の赤い丸の部分に痛みが出現する。

手の変形の治療法

1. 薬物療法: 痛みや炎症を和らげるために、非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDs）や痛み止めが処方されることがあります。また、関節リウマチなどの自己免疫性疾患に対しては、免疫抑制剤が使用されることもあります。
2. 理学療法: 専門家による理学療法や作業療法は、手の関節の可動域を改善し、筋力を増強し、日常生活の機能を向上させるのに役立ちます。また、適切な姿勢や手の使用法の指導も行われます。
3. スプリントや装具の使用: 手首や指の変形をサポートするために、カスタムメイドのスプリントや装具が使用されることがあります。これにより、関節を安定させて痛みを軽減し、変形の進行を防ぐことができます。
4. 注射療法: 関節内にステロイドやヒアルロン酸などの注射を行うことで、炎症や痛みを和らげることができます。ただし、これらの治療は一時的な効果がある場合があります。
5. 手術: 重度の手の変形や関節疾患の場合、手術が必要となることがあります。手術の種類は症状や疾患によって異なりますが、関節形成術、関節置換術、関節固定術などが行われることがあります。

当院でも、痛みを緩和させることのできる治療がございます！

気になる方はご連絡おまちしております！！